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千葉県船橋市東船橋4-21-5

婦人科診療

婦人科診療

婦人科診療とは

婦人科診療のイメージ

婦人科診療では、女性特有の症状を診察・治療いたします。不自然な出血あるいはおりもの、痛みをはじめ、張る、つる、あるいは不快感、できものなどの症状があるという方は、お気軽にご受診ください。
具体的には、生理に関する症状(生理不順、生理痛など)、おりもの異常、下腹部痛(生理痛を除く、子宮内膜症、子宮外妊娠など)、腫瘤(子宮筋腫、卵巣嚢腫)、尿路異常(頻尿、残尿感)、外陰部の痛みや痒み、妊娠の診断などを行っています。
また、女性はホルモンのバランスを崩すことで、肩こりや貧血を起こすことがあり、それが心身の状態に大きな影響を及ぼすことがあります。とくに、生理、妊娠、更年期などによって、いろいろな変化が生じていくのです。女性の体はとても複雑かつデリケートですので、体の不調を感じたらまずは婦人科にご相談ください。

婦人科診療で診察・治療する代表的な疾患・症状

子宮筋腫、子宮内膜症、卵巣嚢腫

この3つの疾患は、定期健診等で偶然見つかることもありますし、生理痛や下腹部痛で見つかることもあります。当クリニックでは、これら病変について評価し、定期的な検査、薬物療法などを行っていきます。なお、手術等が必要となった場合は専門医療機関をご紹介いたします。3つの疾患について説明します。

子宮筋腫

子宮筋腫は良性の腫瘍で子宮の筋肉にできます。腫瘍の大きさは赤ちゃんの頭ほどあるものから小指の先ほどの小さなものまで様々で、その数も1つとは限らず、いくつかできることがあります。原因は解明されていませんが、女性ホルモンが関与しているのではないかと考えられています。
症状としては、月経困難症や過多月経でみられる多くの出血量による貧血、下腹部の痛みや張りなどが出ることもありますが、無症状な場合もあります。症状の有無は、腫瘍ができる場所によって異なります。
子宮筋腫では、主に薬物療法が行われます。生理痛がある場合は子宮内膜症を併発していることが多く、子宮内膜症で服用する薬を用います。これにより症状の改善が期待できます。しかし筋腫自体が消えるわけではありません。
筋腫が大きくなって、他の臓器を圧迫したりして日常生活に支障が出たり、貧血が著明な時は、手術をすすめる場合があります。

子宮内膜症

子宮内膜とは、子宮の内腔を覆っている組織を言います。この子宮内腔にのみ存在すると言われている子宮内膜や子宮内膜様の組織が、何かしらの原因で、子宮内膜以外の場所(卵巣、卵管、子宮周囲の腹膜、時には子宮から遠く離れた肺など)で増殖してしまい、月経のたびに出血を繰り返すのが子宮内膜症です。
月経時に子宮以外で出血し、他の組織やいくつかの器官(子宮、卵巣、腸など)が癒着して、激しい腹痛や腰痛、排便痛、性交痛がおこります。子宮内膜症は不妊症の原因にもなります。
治療は、まず薬物療法を行います。症状が比較的軽い場合は、鎮痛薬で痛みを和らげます。また、病状を改善させるホルモン療法もあります。薬物療法で効果がみられない場合は、手術療法も考慮します。

卵巣嚢腫

卵巣嚢腫の多くは良性で、液体や脂肪が溜まっている軟らかい腫瘍です。
人の握りこぶしくらいの大きさになると自覚症状が現れます。主な症状ですが、腹部膨満感や腰痛などが起こります。病状が進行していくと、便秘や頻尿といった症状も出ます。
なお、卵巣嚢腫は良性腫瘍である場合が多いです。それほど大きくない場合は、定期的に検査をして経過を観察します。7cmほどの大きさになると茎捻転(腫瘍がお腹の中でぐるりと回転して捻じれる)の可能性も考えられるので、手術を行うこともあります。

生理に関する症状

当クリニックでは、以下のような生理に関する症状を診療いたします。各々の症状に合わせて検査を行い、必要に応じて薬物療法等をご提案します。

生理不順

生理不順とは、生理が順調に来ないことを言います。通常の月経周期は25日以上38日以内で、この期間内に生理があれば正常です。
ちなみに毎月きちんと28日や30日型などで来る必要はありません。また、前回の生理が27日目にあり、今月はやや遅れて35日型になったというような場合も正常です。
1か月の間に2回以上の生理が来る、いつも40~50日型であるという場合は、当クリニックにご相談ください。

生理痛(月経困難症)

生理痛は必ずしも病気とは限りませんが、生理時の腹痛、腰痛、排便痛、生理時に必ず痛いところが出るという場合は、受診することをお勧めします。
生理痛が強く、日常生活に支障を来たすような場合は「月経困難症」の疑いがあります。下腹部の痛みのほかにも頭痛や肩こり、生理前のイライラや生理中の倦怠感、吐き気、便秘や下痢、食欲不振などの症状がよく見られます。
月経困難症には2つのタイプがあり、「機能性月経困難症」と「器質性月経困難症」に分けられます。前者の場合は、プロスタグランジンというホルモンが原因で、子宮を収縮させて激しい生理痛が起きます。治療としては、痛みを緩和させる鎮痛薬、ピルの服用、骨盤の血流を改善するための適度な運動などを行います。
一方後者の場合は、子宮内膜症や子宮筋腫など他の病気が原因なので、原因となる病気の治療が優先されます。

月経前緊張症

生理(月経)が始まる2週間ないし1週間くらい前から不調が起こり、イライラしたり、頭痛、腹痛、倦怠感が強いなど、精神的あるいは身体的症状がみられます。
そのほかにもむくみや乳房の痛み、腰痛、食欲不振、抑うつなど、人により様々な症状が見られます。精神症状の方が強く出る場合は、月経前不快気分障害と診断されます。
原因は全て解明されているわけではありませんが、生理に伴うホルモンバランスの変化によるものと考えられています。治療は主に症状に対する対症療法となります。

生理の量の異常

生理時の出血の量(経血量)が極端に多い場合は過多月経、極端に少ない場合は「過少月経」と言います。
過多月経は、出血量が増えるだけでなく、経血にレバー状のかたまりが混じる、月経痛が酷いなどの症状が出て、貧血がみられることもあります。
原因が特定できない機能性過多月経と、子宮の病気(子宮筋腫、子宮がんなど)や異常が原因で起きる器質性過多月経があります。
機能性過多月経と診断された場合は、ホルモン剤やピルを用いての生理のコントロールを行い、器質性過多月経の場合は、原因となる病気の治療が優先されます。
過少月経は、下着にしみのような出血が見られる程度なこともあります。
原因として、排卵の無い無排卵月経になっていることもあるので、ホルモン療法による治療が必要になることがあります。

不正出血

生理の時期以外に出血が認められる場合は、不正出血と呼びます。不正出血には2つの原因(機能性子宮出血、器質性子宮出血)があります。
機能性子宮出血は、排卵していなかったり、排卵するのに時間がかかってしまったりする場合など、排卵に異常があった場合によく起こります。このような場合は、ホルモン剤などで出血を速やかに止め、排卵を再開させる治療が必要になります。
器質性子宮出血は、子宮の腫瘍や炎症(子宮がん、子宮筋腫、子宮頸管ポリープ、クラジミアなど)となる病気が原因による不正出血になります。これらの病気である場合は、早期発見、早期治療がとくに重要です。不正出血の症状がみられたら、いち早くご受診するようにしてください。

おりものの異常

おりものとは

女性の生殖器から体外へ排出された分泌物のことを、おりものと言います。おりものは生理現象の一つであり、女性ホルモンが正常に働いている証拠でもあります。20~30代にかけて増加し、月経周期でも変化します。
正常なおりものというのは、無臭で透明に近い乳白色(下着に付くと、薄い黄褐色に変化することもあります)です。量は排卵期に増え、月経前までに次第に減少していきます。おりもののほとんどは生理的なもので、量や色、においに神経質になる必要はありませんが、異常があると、量や色、におい、性状などに変化が起こります。いつもと違う臭いがする、かゆみを伴う、量が極端に少ないなど、気になる症状がある場合はご相談ください。

こんなおりものはご相談ください
  • 量の多いおりものが続く
  • 膿のようだったりして、おりものの状態(におい、色など)が異常である
  • おりものに、月経時のような血が混じっている
  • 外陰部に痒みや熱感、ただれ、痛み、悪臭がある

外陰部の異常

外陰部の異常とは

女性にとって、外陰部のかゆみ、痛み、できものはとても不快な症状です。ただ、デリケートな箇所なだけにクリニックに行きにくいと思う方もいらっしゃいます。しかし、我慢をし続けると症状が悪化する恐れがあります。
親身になってご対応しますのでお気軽にご相談ください。

かゆみの原因について

外陰部のかゆみの多くは、かぶれ(月経後など)、汗などが原因ですが、何らかの疾患が原因になっていることもあります。原因疾患として考えられるのは、カンジタ症、感染性外陰炎ほか、トリコモナス腟炎、尖圭コンジローマ、ヘルペス感染症、毛じらみなどの性感染症であり、そのほかにも糖尿病などの全身疾患が原因でかゆみを発することがあります。

できものの原因について

できものとしては、毛嚢炎を発症する患者様が多いです。毛嚢炎は、陰部にできるニキビのようなもので、一つの毛穴の奥で毛根を包んでいる毛包に原因菌が侵入することによって発症します。
そのほか、化膿性汗腺炎や性器ヘルペス、尖圭コンジローマをはじめ、いろいろな疾患の可能性があります。気になるできものがあるという方は、恥ずかしがらずにご相談ください。

排尿トラブル

排尿トラブルとは

女性は男性と比べて、尿道が短く直線的な構造になっています。膀胱に細菌が侵入しやすく、膀胱炎になりやすいと言われています。
膀胱炎にはいくつかのタイプがありますが、最も多いのは細菌の感染による急性膀胱炎です。原因菌は、大腸菌が圧倒的に多く、そのほかにも腸球菌やブドウ球菌などがあり、ごくありふれた細菌ばかりです。
症状としては、トイレが異常に近くなる頻尿、排尿時の痛み、残尿感などがあります。このような症状は不快を伴うほか、QOL(生活の質)も著しく低下してしまいます。
治療にあたっては、まず検査を行います。採尿を行い顕微鏡検査で白血球(炎症細胞)が増えていれば膀胱炎と診断されます。結果はすぐに出ます。治療は、抗生剤を3~5日間内服します。通常1~2日間で症状は改善し、3~5日間の治療で治癒します。
膀胱炎については早期治療を行うことで多くの場合改善します。より専門的な治療が必要と判断した場合は泌尿器科専門の医療機関をご紹介いたします。

性器脱

性器脱とは

骨盤内には、膀胱・子宮・直腸といった臓器があり、これらはいずれも骨盤底筋群という小さな筋肉の集まりで支えられています。子宮などの臓器を支えるだけではなく、肛門や尿道を締めて漏れるのを防ぐ役割も持っています。
この骨盤底筋群の筋力が弱くなると、膀胱・子宮・直腸などの臓器が下がっていきます。この状態を「性器脱」と言います。
性器脱の中でも子宮そのものが下がってきたものが「子宮脱」といい、下がり具合が軽度なものは子宮下垂といいます。

治療について

治療としては、主に補助器具を装着(ペッサリーを膣内に挿入して子宮の下垂を食い止める)といった保存的な治療をすることがあります。症状によって手術が必要と判断した場合は専門医療機関をご紹介します。

妊娠の診断

妊娠の診断について

当クリニックは分娩施設を用意しておりません。そのため妊娠の診断を行い、検査の結果妊娠と判明した場合は、速やかに分娩施設にある病院もしくはクリニックをご紹介いたします。
妊婦さんの場合は、救急対応が必要なケースというのが多々あるかと思われますので、万全の態勢を整えるという意味においても、お早めに分娩施設に転院されることをお勧めします。

検査について

妊娠の可能性を感じている方は、お気軽に当クリニックへご相談ください。検査時期につきましては、最後の月経日から5週目以降(月経予定日から1週間後)であれば、正確な判断ができるようになります。
妊娠を確認する主な検査は、尿検査と内診です。すでに市販の妊娠検査薬でチェックが済んでいる方は、受付に申し出てください。
内診では、出血の有無や子宮の大きさなどを調べるほか、膣内の分泌物を採取し、感染症に罹る可能性があるかどうかも調べます。さらに超音波検査も行います。検査では、膣の内部にプローブ(触子)を入れ、赤ちゃんが入っているとされる胎嚢という袋があるかどうかの確認をします。内診・超音波ともに痛みが生じることはほとんどありません。
胎児の健全な発育と母体の健康のためにも、できるだけ早く妊娠を知ることは大切であり、妊娠初期は、お腹の赤ちゃんの発育にとても大切な時期で、お母さんが気をつけることがたくさんあります。
生理がきたけれど、いつもと様子が違う(普段よりも出血が少なく生理の日数が少ないなど)という方も、早めに当院へご相談ください。

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ぜんりレディースクリニック
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婦人科
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※初診の患者様の診療受付時間
・平日 午前 9時~11時まで 午後15時~16時半まで
・土曜 午前 9時~11時まで
各種クレジットカードをご利用いただけます。
(お支払い回数は1回払いのみ)

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